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岡田前幹事長、副総理兼一体改革相に内定

2012年1月12日 23:56
岡田前幹事長、副総理兼一体改革相に内定

 野田首相は13日、内閣改造と民主党の役員人事を行う。民主党・岡田前幹事長が入閣するかどうかが焦点となったが、12日夜、「副総理兼一体改革相」という野田改造内閣の狙いを象徴する重要閣僚での入閣が内定した。

 岡田氏は、去年9月の野田内閣発足の際に官房長官のポストを打診されたが、「幹事長を辞めたばかりだ」などとして、これを固辞した。しかし、その後も、野田首相の相談役として重要な局面で助言し、存在感を高めていた。消費税増税を含む一体改革実現に向けて、野党だけでなく、与党内にも反対勢力を抱える野田首相としては、民主党の前幹事長、元代表である岡田氏を副総理という重量級ポストに置き、タッグを組む形で大きなヤマを越えたいという狙い。

 一方、蓮舫行政刷新相の退任が12日夜、固まった。発信力もあり、野田首相に近い蓮舫氏だが、今回は身を引く形となった。

 また、党役員人事では、平野国会対策委員長の後任に城島幹事長代理が有力となった。政策に通じ、野党や公明党とのパイプに定評がある人物だ。

 13日は、午前中の閣議で全閣僚の辞表をとりまとめ、昼頃、新閣僚の呼び込みに入る。午後には、皇居で認証式が行われる予定。