上昇続ける2号機の温度計、ほぼ故障~東電

福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器の温度計の値が13日、一時300℃を超える異常な値を示したことなどから、「東京電力」は13日、温度計が故障しているとの見解を示した。
2号機の圧力容器下部の温度計は12日、政府が「冷温停止状態」の条件の一つとしている80℃を超え、13日も上昇が続いていた。しかし、他の温度計は低い温度で安定していることなどから、東京電力は「この温度計が故障している可能性が高い」として、温度計の電気抵抗や配線などを調べた。
13日午後3時頃には一時342℃を超える異常な値を示したことなどから、東京電力は「ほぼ故障と思って間違いない」との見解を示した。