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鹿沼クレーン車事故 法改正求め署名提出

2012年4月9日 14:04
鹿沼クレーン車事故 法改正求め署名提出

 去年4月、栃木・鹿沼市でクレーン車が小学生の列に突っ込んで児童6人が死亡した事故で、遺族らが9日、刑法の改正などを訴える16万人分の署名を提出した。

 この事故は、てんかんの持病がある柴田将人受刑者が、クレーン車を運転している最中に発作を起こして小学生の列に突っ込み、児童6人が死亡したもので、自動車運転過失致死罪で最も重い懲役7年の判決が下された。

 児童の遺族らは9日、松原国家公安委員長らに対し、てんかんの持病を隠して運転免許証を不正に取得した場合、最高刑が懲役20年の危険運転致死罪を適用できるよう刑法を改正することを求める約16万人分の署名を提出した。

 遺族らは、持病を隠したまま運転免許証を取得することができないようにするため、免許制度の改正も訴えている。