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福島沿岸の漁再開へ相馬市沖で試験操業開始

2012年6月14日 22:06
福島沿岸の漁再開へ相馬市沖で試験操業開始

 福島第一原発事故の影響で去年3月以降、自粛が続く福島県沿岸の漁再開に向け、福島・相馬市の沖合で14日、試験操業が始まった。

 試験操業は、相馬双葉漁協により、14日を含めて今月中に3日間行われる。福島第一原発から50キロ以上離れた沖合で、これまでのモニタリング調査で放射性物質がほぼ検出されていないミズダコやヤナギダコ、ツブガイを取る。その上で、生の状態とボイル加工後に放射性物質の検査をする。

 14日の試験操業での検査結果に問題がなければ、2回目となる20日の試験操業で取れた魚介類を販売・流通させることにしている。