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試験操業で水揚げの魚介類、全て“不検出”

2012年6月15日 23:09
試験操業で水揚げの魚介類、全て“不検出”

 福島第一原発事故の影響で去年3月以降、自粛が続く福島県沿岸の漁再開に向け、14日に約1年3か月ぶりに試験操業が始まったが、水揚げされた魚介類の放射性物質を調べたところ、全て不検出だったという。

 試験操業では、これまでのモニタリング調査で放射性物質がほぼ検出されていないミズダコ、ヤナギダコ、ツブガイの3種類に限って水揚げした。これらの魚介類について、放射性物質が含まれているかどうか、14日に生の状態で10の検体を検査したところ、全て不検出だったという。

 15日はボイル加工後の状態で6つの検体が検査され、これらも全て不検出だったという。

 この検査結果を受け、18日に開かれる漁協組合の会議で承認されれば、20日の試験操業で取れた魚介類を販売することにしている。