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民主党参院議員3人離党届 輿石氏が危機感

2012年7月17日 21:36
民主党参院議員3人離党届 輿石氏が危機感

 民主党・谷岡郁子氏ら当選1回の参議院議員3人が17日、執行部に離党届を提出した。離党者が依然、相次ぐことに、民主党・輿石幹事長は危機感を募らせている。

 執行部に離党届を提出したのは、谷岡氏の他、舟山康江氏と行田邦子氏の3人で、いずれも当選1回の参議院議員。今後は、国民新党を離党した亀井亜紀子氏も加えた4人で新会派「みどりの風」を立ち上げ、活動していく考え。

 谷岡氏「爽やかな風の、緑の風の吹き渡る、健やかな日本、健やかな命、健やかな子供たちを目指してまいりたい」

 3人は会見で、「民主党は、譲ってはいけない理念を大きく変えてしまった」などと野田内閣を批判するとともに、当面の課題として「原発ゼロ社会の実現」や「反TPP(=環太平洋経済連携協定)」などを挙げた。

 一方、こうした状況に輿石幹事長は「崖っぷちに立っている、そういう危機的状況、これを共有しなければ大変なことになるねと。国民の信を問う前に政権が崩壊するということだ」と述べ、危機感を募らせている。

 その上で、輿石幹事長は「好き嫌いだとか、何グループだとか言っている場合ではない」と述べ、危機的状況を脱するため、党内が一致結束するよう強く求めた。