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酒類原価割れ納入か イオン「適正な取引」

2012年7月23日 23:41
酒類原価割れ納入か イオン「適正な取引」

 公正取引委員会が大手卸売り3社に対してスーパー大手「イオン」との取引に関して行政指導を予定している問題で、イオンが23日に会見し、「協議に基づく適正な取引だ」と説明した。

 公正取引委員会は、大手卸売会社3社がイオンへのビールなどを卸す際に、仕入れ原価を下回る価格で卸していた疑いがあるとして、3社に対して行政指導の「警告」を予定し、事前に通知している。

 イオンは23日、これに関する一部報道を受けて会見を開き、「原価を下回る価格での納入を要請した事実はない」「適正な価格だ」と説明した。

 また、仕入れ原価を下回る価格で卸していた原因はイオンにもあるとして、公正取引委員会が値上げに協力を求める方針との一部報道について反論、公正取引委員会から3社とのこの契約について仕入れ価格を見直すよう求められても、値上げには応じないとしている。