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福島県外避難者6万人下回る 減少傾向続く

2012年11月13日 21:47
福島県外避難者6万人下回る 減少傾向続く

 東日本大震災や福島第一原発事故の影響で福島県外に避難している人の数は、減少傾向が続いていることがわかった。県外避難による経済的・精神的な負担などから、県内に戻ることを選ぶ人たちが増えているとみられる。

 県の集計によると、県外に避難している人は1日現在で前月比で423人少ない5万8608人で、2か月連続で6万人を下回った。県は、県内に戻るのは自主避難している人たちが多く、避難の長期化による経済的な負担や家族が離れて暮らす精神的な負担などから県内に戻ることを選ぶ人たちが増えているとみている。

 また、県が今月、県内に自主避難している世帯のうち18歳以下の子供や妊婦がいる世帯に限って借り上げ住宅の家賃補助を決めたことから、この制度の利用でさらに県内に戻る人たちの数が増えると予想されている。