福島・三春町の一部で生産された玄米から、国の基準の３倍を超える放射性物質が検出され、県が出荷の自粛を要請した。

　国の基準値の一キログラムあたり１００ベクレルを超えたのは、三春町旧沢石村の農家１戸が生産した玄米３袋で、３４０～３６０ベクレルの放射性セシウムが検出された。県は旧沢石村で生産されたコメの出荷自粛を要請したが、これまでの全袋検査で基準値以下と確認されたコメは回収の必要はない。

　県の事前の検査では、この地区のコメは基準値を下回っていて、県は原因を調査することにしている。