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釜石線でSL復活へ、解体作業始まる 岩手

2012年11月26日 21:19
釜石線でSL復活へ、解体作業始まる 岩手

 岩手・盛岡市の公園に展示されていた蒸気機関車が来年、釜石線で復活することになり、26日から解体作業が始まった。この蒸気機関車を沿岸で復活させ、東日本大震災の復興を支援する狙いがある。

 「C58239」蒸気機関車は、宮古地区を中心に県内で運行し、72年に廃車になった後は盛岡市の県営運動公園の中にある交通公園で展示されてきた。26日は、ボイラー部分と石炭などをくべる部分を切り離す作業が行われた。

 今回の蒸気機関車の復活は、幅広い世代に人気のある蒸気機関車を沿岸地域で走らせ、観光面から復興を支援しようと決まった。

 JR東日本は、今後約1週間かけて解体を進め、来月初め頃には埼玉・大宮総合車両センターに運んで整備を行い、来年冬以降に釜石線で運行を開始することにしている。