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韓国大統領選 経済格差テーマに2回目討論

2012年12月11日 12:46

 19日に投票が行われる韓国の大統領選挙で10日、2回目のテレビ討論が行われた。2回目のテレビ討論は選挙戦で最大の争点である「経済格差」などがテーマで、最大野党の民主統合党・文在寅候補は、今の政権で格差が広がったと主張、与党のセヌリ党・朴槿恵候補を攻撃した。

 文候補が「今の政権の『国民の生活』政策の失敗に、朴候補は責任がないのか」と述べたのに対し、朴候補は「格差が最も深刻になったのが(文候補が秘書室長を務めた前政権の)盧武鉉政権の時だった」と切り返した。

 10日に発表された「リアルメーター・jtbc」による最新の世論調査では、文候補の支持率がやや上昇しているものの、朴候補が50.6%、文候補が43.8%と朴候補が6.8ポイントリードしている。文候補は、無党派層に人気が高く、出馬を取りやめた安哲秀氏と遊説するなど、安氏支持層の取り込みに必死だが、形勢を逆転するには至っていない。