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視力低下の小中学生、最多~文科省

2012年12月25日 19:59
視力低下の小中学生、最多~文科省

 文科省が行った5歳から17歳までの子供の健康状態の調査で、視力1.0未満の小中学生が調査開始以来、最も多くなったことがわかった。

 この調査は、文科省が毎年、満5歳から17歳までの子供の健康状態や発育を調べているもの。視力1.0未満の子供の割合は年々増えており、今年は小学生で30.68%、中学生で54.38%と調査開始以来、最多となった。これはパソコンや携帯電話など電子メディアの利用時間が増えていることが要因とみられている。

 また、肥満度が20%以上の肥満傾向児の出現率は、各年齢とも過去6年間、減少傾向にあることがわかった。肥満に関するリスクが社会的に認知されてきたためとみられている一方、福島県の小学校では肥満傾向児の出現率が、1年生から4年生までが全国で1位となるなど、例年よりやや上がっている。

 福島県教育委員会は、福島第一原発事故の影響で屋外活動が制限され、運動量が減少したことも要因として考えられると分析している。