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中国空軍の戦闘機十数機が防空識別圏を飛行

2013年1月10日 18:35
中国空軍の戦闘機十数機が防空識別圏を飛行

 中国空軍所属の複数の戦闘機が10日午後、沖縄・尖閣諸島北方の領空の外側にある防空識別圏を飛行したことがわかった。領空侵犯はなかった。

 複数の政府関係者によると、10日午後、中国空軍の複数の戦闘機が尖閣諸島北方の領空の外側にある防空識別圏を飛行し、自衛隊のレーダーがキャッチした。航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進させたが、現場に到着した時にはすでに飛び去っていたという。領空侵犯はなかった。飛行が確認されたのは中国空軍の戦闘機2種類で、その数は十数機だったという。数機ごとに編隊を組み、3回にわたって防空識別圏に入った。

 去年12月以降、中国のプロペラ機による領空侵犯などが相次いでいるが、今回は戦闘機で、しかも機数が多いことから、防衛省は警戒を強めている。