「勇敢で威厳持ち」邦人拘束時の様子を証言
アルジェリアで日本人10人が死亡した人質事件で、日本人と同じ場所に拘束されていたアルジェリア人の男性が拘束時の様子を証言した。
証言したのは、事件があった施設で国営企業の技師として働いていたソフィアンさん。ソフィアンさんが日本人を見たのは事件が発生した16日朝で、4、5人の日本人が他の外国人と共に居住区にある来客用の建物の前に連れてこられたという。うち1人はケガをして治療を受けていた。
ソフィアンさん「日本人は他の欧米人と一緒に集められていて、首や腹に爆発物を巻きつけられていた」「日本人たちは禅のような静かさでパニックに陥ることもなく、勇敢で威厳を持っていた」
また、ソフィアンさんは軍が人質を乗せたとみられる車列を空爆するのを目撃したと話した。
多数の犠牲者が出た軍事作戦についてアルジェリア・メデルチ外相は26日、今後、検証を行う考えを示している。