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宮城・南三陸町、初の集団移転用地を造成へ

2013年1月30日 21:10
宮城・南三陸町、初の集団移転用地を造成へ

 宮城・南三陸町議会は30日、戸倉藤浜地区の集団移転用地を造成する案を可決した。南三陸町で集団移転用地が造成されるのは初めてとなる。

 南三陸町議会は30日、臨時議会を開き、町内に20か所計画されている集団移転用地のうち、戸倉藤浜地区の造成について町が業者と請負契約を結ぶ案を全会一致で可決した。

 戸倉藤浜地区には10世帯46人が集団移転する計画で、早ければ来月にも造成が始まる。集団移転用地の造成は、南三陸町では戸倉藤浜地区が初めてとなる。造成は今年12月に終了する予定であることから、早ければ来年3月までに移転することも可能だという。

 南三陸町・佐藤仁町長「待ちに待った防集の第1号としてスタートできる。(戸倉藤浜地区へ転入する)人だけでなく、集団移転を望む町民にとっても朗報」

 南三陸町は、他の集団移転用地についても今年夏までに造成の請負契約を結ぶことを目指している。