９日、発達中の低気圧の影響で、北海道は局地的に大荒れの天気となり、交通機関に乱れが出ている。

　発達中の低気圧の通過に伴い、北海道は８日夜から９日朝にかけて日本海側を中心に強い風と雪に見舞われ、最大瞬間風速は襟裳岬で３２．５メートル、羅臼で２９．２メートル、札幌で２３．８メートルとなった。札幌では９日午前５時の積雪が１３０センチに達し、３月としては６７年ぶりの大雪となった。

　道路は吹雪で視界が悪くなって事故が相次ぎ、岩見沢市栗沢町では９日午前６時半頃、トラックや乗用車など１０台以上がからむ多重衝突事故が発生し、３人が首の痛みなどを訴え病院に搬送された。

　また、この雪の影響で、ＪＲでは、函館線、千歳線を中心に特急、普通列車計１１３本が運休し、多くの列車に遅れが出ている。