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十六銀行の行員ら 架空発注で8億円詐取か

2013年3月10日 12:45
十六銀行の行員ら 架空発注で8億円詐取か

 岐阜市に本店のある「十六銀行」が発注したシステム開発管理業務をめぐり、行員らが架空発注を繰り返し、約8億円をだまし取っていた疑いのあることがわかった。

 不正に関与していたのは、十六銀行のOBで東京都に本社がある通信機器販売会社「ネットワンシステムズ」の本部長とシステム開発会社の社員、十六銀行の担当者の行員。十六銀行によると、行員らは05年4月から約7年間、十六銀行から受注した内線電話の保守や通信システムの開発などの業務で、実体のないコンサルティング会社への発注を繰り返し、約50回にわたって総額約8億円の代金をだまし取った疑いが持たれている。

 十六銀行は先月末にこの行員を懲戒解雇し、詳しく調べている。