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ローマ法王選挙 初日の投票では決まらず

2013年3月13日 8:54

 先月末に退位したローマ法王・ベネディクト16世の後継者を選ぶ選挙「コンクラーベ」が12日、バチカンで始まった。初日の投票では新しい法王は決まらなかった。

 コンクラーベはバチカンのシスティーナ礼拝堂で行われ、選挙権を持つ115人の枢機卿が、3分の2以上の票を獲得する人物が出るまで外部との接触を一切断って投票を繰り返す。終了後、決まった場合は白、決まらなかった場合は黒い煙を礼拝堂から出し、信者たちに知らせる。初日の投票では黒い煙が出され、新しい法王は決まらなかったことが告げられた。

 13日以降は午前と午後の2回ずつ投票が行われる予定。バチカン内部での不正などが取りざたされる中、新しい法王に改革を求める声も大きく、ヨーロッパ以外の出身者が選ばれるかどうかも注目されている。