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鶏からもウイルス検出、鳥インフル 中国

2013年4月6日 13:20

 中国で新しいタイプの鳥インフルエンザにヒトが感染している問題で、新たに鶏からも「H7N9型」のウイルスが検出された。

 中国農業省によると、上海の中心部から約30キロ離れた2つの市場で取引されていた鶏やハトなどのサンプルから、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスが見つかった。鶏からウイルスが見つかったのは初めてで、複数のエリアで確認されたことになる。

 新たにウイルスが見つかった市場には、感染して死亡した27歳の男性が働いていた精肉店があり、男性が市場の中で感染した可能性もある。

 H7N9型の鳥インフルエンザにはこれまでに16人の感染が確認され、6人が死亡しているが、国連のWHO(=世界保健機関)は現時点で、「ヒトからヒトへの感染は確認されていない」としている。