福島第一原発の地下貯水槽から汚染水が漏れている問題で、「東京電力」は新たに別の貯水槽からも汚染水が漏れている可能性があることを明らかにした。

　東京電力は６日、汚染水１２０トンが漏れた地下貯水槽からポンプで水をくみ上げ、汚染水が入っていない別の２つの貯水槽への移送を始め、９日をメドに移送完了を目指している。

　敷地内には同じ構造の地下貯水槽が７つあり、そのうち汚染水が入っている他の２つについても漏れがないかを確認したところ、７日、新たに、東側に隣接する貯水槽で防水シートの内側と外側の水から放射性物質が検出されたという。今のところ貯水槽の水位に変化はないということだが、地下貯水槽の信頼性に疑問符がつくことになった。