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日台漁業協定合意、官房長官「心から歓迎」

2013年4月10日 21:58
日台漁業協定合意、官房長官「心から歓迎」

 日本と台湾が沖縄・尖閣諸島の周辺海域を対象とした漁業協定で合意したことについて、菅官房長官は10日夜、「歴史的な意義を有するもので、心から歓迎したい」と評価した。

 菅官房長官「政府としては歴史的な意義を有するものであり、心から歓迎申し上げたい。東シナ海における漁業秩序の維持が、このことによって図られますから、今後の地域の安定にもつながっていくだろう」

 尖閣諸島をめぐっては、台湾は領有権を主張しており、中国は日本に対する共闘を台湾に呼びかけている。日本政府としては、漁業協定の合意によって、台湾との間で懸案となっていた尖閣周辺の漁業問題を解消し、尖閣問題をめぐる中国と台湾の連携を分断したいという狙いがある。