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公立校126校で体罰確認~都教委が調査

2013年4月11日 16:25
公立校126校で体罰確認~都教委が調査

 東京都教育委員会は11日、大阪市立桜宮高校の体罰事件を受けて行った調査の結果、都内の126の公立学校で体罰があったことを明らかにした。

 調査は今年1月から先月まで、都内の公立学校2184校の校長や教職員、児童、生徒を対象に行われた。それによると、126の学校で、教職員や外部指導員ら155人が暴力などの体罰を行っていたことが確認された。

 このうち22人は、生徒らに鼻血や鼓膜を傷つけるなどのケガをさせていて、中には骨折や歯を折るなど、重傷を負わせたケースもあったという。

 東京都は来月下旬に最終報告をまとめるが、体罰と認めたケースは学校名を公表する予定。また、今月下旬にも、弁護士が生徒や保護者、教職員からの通報を受ける窓口を設置するとしている。