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汚染水 移送量より600トン多く減る

2013年4月19日 18:30
汚染水 移送量より600トン多く減る

 16日から汚染水の移送を行っている福島第一原発で、地下貯水槽の水量が移送した量以上に減っていることが分かった。東京電力は、新たな汚染水漏れがないか調べている。

 福島第一原発では、汚染水漏れが相次いだ地下貯水槽から地上タンクへの水の移送が行われている。東京電力は3日間で424トンの汚染水を地上へ移したと発表したが、2号地下貯水槽では483トンと、移送した量より59トン多く減っていることが分かった。

 また、まだ汚染水の移送を行っていない他の地下貯水槽でも水位が下がり、全体で約600トン減っているという。

 東京電力は「水位計の誤差」としながらも、周辺の土壌調査を行って汚染水漏れがないか確認したいとしている。