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放射性物質検出…北朝鮮核実験で放出か

2013年4月24日 8:54

 核実験を監視する国際機関は、北朝鮮が2月に行った核実験によるものとみられる放射性物質を検出したことを明らかにした。

 オーストリア・ウィーンに本部があるCTBTO(包括的核実験禁止条約機関)によると、8日から9日にかけて群馬県高崎市とロシアの観測施設で、核融合によって発生する放射性物質「キセノン131m」と「キセノン133」の2種類が検出された。成分や大気の流れなどを分析した結果、北朝鮮が2月12日に行った3回目の核実験によって放出された可能性が高いという。

 ただ、今回検出されたキセノンは微量だったため、北朝鮮がプルトニウム型とウラン型のどちらの核爆弾を用いたのかは特定できないとしている。