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自民・石破氏と沖縄県連、普天間移設平行線

2013年4月25日 17:14
自民・石破氏と沖縄県連、普天間移設平行線

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、自民党の石破幹事長と自民党沖縄県連の会長らが会談した。県連側が夏の参議院選挙で普天間基地の県外移設を県連独自の公約に盛り込みたいと求めたが、議論は平行線に終わった。

 会談で県連側は、沖縄県民は県外移設を求めているとして、参院選では県連独自の公約に普天間基地の県外移設を盛り込みたいと伝えた。これに対して石破幹事長は、政府は日米合意を推進する立場で、自民党としても選挙では名護市辺野古への移設を訴えてほしいと求め、議論は平行線に終わった。

 自民党沖縄県連・照屋幹事長「沖縄県独自のマニフェストを作って、県外ということでやっていきたいという思いが非常に強くあるけれども、今後そのことも含めて調整をしていきたい」

 自民党・石破幹事長「信頼関係は全く崩れていない。信頼関係をベースにしながら、話し合いを続けていくということに尽きる」

 自民党執行部は、5月中に党の公約を取りまとめる考えだが、両者の主張の隔たりは大きく、話し合いがつく見通しは立っていない。