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地滑り現場近くで茶摘み開始 浜松市天竜区

2013年4月29日 22:14
地滑り現場近くで茶摘み開始 浜松市天竜区

 静岡・浜松市天竜区の茶畑の地滑り発生から、30日で1週間となる。住民の避難生活が続く中、29日、地滑り現場から約400メートル離れた場所にある茶畑などで新茶の摘み取りが始まった。

 この地域の自治会長で茶農家の山下太一郎さんは、地滑りのため、所有していた茶園の5%が崩落し、家も含め一部の茶園は立ち入りできない状態となっている。

 山下さん「前向きに考えて、『山のお茶』として、これからも売っていきたい」「1作目の荒茶を飲んでみて、初めて本当の今年の作柄がわかる」

 避難生活が終わるメドはついていないが、茶摘みが始まったことで、山下さんは逆境をはね返し、良質なお茶を作ろうと気持ちを切り替えている。

 本格的な生産は、ゴールデンウイーク明けになるという。