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地滑り被害の茶園で茶摘み始まる 静岡

2013年5月8日 22:14
地滑り被害の茶園で茶摘み始まる 静岡

 静岡県浜松市の茶園で発生した地滑りから2週間余りがたった8日、立ち入り禁止区域となっている茶畑で、遅れていた新茶の摘み取りが行われた。

 地滑りの現場では、避難生活を続けている茶農家が立ち入り禁止区域内での茶摘みを待ちわびていた。

 日中、監視員立ち会いの下での摘み取りが許可されたことで、8日、茶農家は、崩れた場所から約100メートル離れた茶畑で約250キロの新芽を刈り取った。しかし、崩れた崖の近くは県が危険と判断しているため、茶を摘むことはできない。

 この地区は上質な茶の産地として知られ、今年の新茶もおいしく仕上がっているという。茶農家は、9日も立ち入り禁止区域で茶摘みをする予定。