俳優の夏八木勲さんが１１日、すい臓がんのため死去した。７３歳だった。

　夏八木さんは去年秋にすい臓がんが見つかり、入退院を繰り返しながら仕事を続けていたが、２日前から容体が悪化し、１１日、自宅で家族にみとられながら死去した。

　夏八木さんは１９６６年に映画デビュー。「白昼の死角」や「戦国自衛隊」などに出演し、野性的な風貌と演技で映画・ドラマを中心に活躍した。近年も原発事故を題材にした映画「希望の国」や、今年のカンヌ国際映画祭に招待された映画「そして父になる」に出演するなど、精力的に活動していた。