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公式上映、福山雅治さん「男泣きでした」

2013年5月19日 12:28

 フランスで開かれているカンヌ国際映画祭で18日、最高賞を競うコンペティション部門にノミネートされている日本の映画「そして父になる」の公式上映が行われた。

 18日はあいにくの雨となったが、是枝裕和監督をはじめ、出演している福山雅治さんやリリー・フランキーさんらは笑顔でレッドカーペットを歩き、会場に入った。

 映画「そして父になる」は、6年間育てた息子が病院内で取り違えられた他人の子供だとわかった夫婦を中心に、家族とは何かを問う物語。上映後は、スタンディングオベーションで拍手が送られたという。

 福山さん「大変感動しました。泣けてきまして、『是枝さん、良かったですね』という思いがこみ上げてきて、男泣きでした」

 是枝監督「無事に上映を終えることが出来た。ほっとした気持ち以上に、『あー届いたな』という感激が本当にありまして」

 今回の映画祭では、三池崇史監督の「藁の楯」もコンペティション部門にノミネートされている。いずれかの作品が最高賞「パルムドール」を受賞すれば、日本映画としては1997年の今村昌平監督の「うなぎ」以来、16年ぶりとなる。

 受賞作品は、カンヌ国際映画祭最終日の今月26日に発表される。