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文科省が部活動ガイドライン 指導例示す

2013年5月27日 15:46
文科省が部活動ガイドライン 指導例示す

 文科省の有識者会議が学校の運動部活動指導についてのガイドラインを策定し、熱中症の恐れのある状況下での長時間ランニングなど、許されない指導の具体例を示した。

 このガイドラインは、大阪・桜宮高校の体罰事件を受けて検討されてきたもので、27日、下村文科相に手渡された。ガイドラインでは、部活動は試合に勝つだけでなく生徒の自主性を育てる学校教育の一環だとし、厳しい負荷がかかる場合には生徒の状況の適切な把握とフォローアップが必要だとした。

 さらに、許されない指導例として殴る・蹴るといった体罰の他、熱中症の恐れのある状況で水を飲ませず長時間走らせることや、パワハラ・セクハラと判断される言動、特定の生徒に執拗(しつよう)かつ過度な負荷を与える行為などを挙げている。

 ガイドラインは来月にも学校現場に配布される予定。