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日本製部品で放射能漏れの米原発、廃炉へ

2013年6月8日 21:05

 日本のメーカーが製造した部品が原因で放射能漏れを起こし、運転を停止していたアメリカ・カリフォルニア州の原子力発電所が廃炉になることが決まった。

 原子炉2基が廃炉にされることが決まったのは、カリフォルニア州南部にあるサンオノフレ原発。この原発では去年1月、三菱重工業が製造した蒸気発生器の配管が破損し、放射性物質を含む水漏れが発生して運転を停止していた。電力会社は再稼働を目指したが、地元住民の反発が強いことや原子力規制委員会(=NRC)から許可を得られない状態が続いていることから、7日、廃炉にすると発表した。

 電力会社は、蒸気発生器を製造した三菱重工業に対し、損害賠償を求める考えを明らかにしている。