スノーデン氏 モスクワ便で香港を出発
アメリカ政府による通信情報の収集を暴露したCIA(=アメリカ中央情報局)の元職員、エドワード・スノーデン氏(30)が滞在していた香港を、23日に出ていたことが明らかになった。
香港政府は声明を出し、スノーデン氏がロシア・モスクワに向かう飛行機で日本時間23日正午過ぎ、香港を出たことを明らかにした。香港政府は声明で、アメリカ政府からスノーデン氏の身柄拘束を要請されていたものの、妥当性を判断するだけの情報提供を求めている間に、スノーデン氏が香港をたったとする経緯を明らかにし、「スノーデン氏を引き留める法的根拠はなかった」と説明した。
この情報をいち早く伝えた香港の英字新聞「サウス・チャイナ・モーニングポスト」は、「最終目的地はロシアではない」と報じたが、具体的な行き先は伝えていない。