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JR山田線の復旧目指し、沿線首長が会議

2013年6月24日 21:07
JR山田線の復旧目指し、沿線首長が会議

 東日本大震災で大きな被害を受け、復旧のメドが立っていない岩手・JR山田線について、沿線自治体の首長が24日に会議を開き、復旧後の利用促進のため、駅とバスなどの2次交通の接続の強化などを新たに検討していくことを確認した。

 JR山田線について、宮古市など沿線の4つの市と町は、JR東日本から鉄路での復旧の明言を得るため、駅を中心とした街づくりを検討していくことで合意していた。

 これに加えて、24日の会議では、駅とバスなどの2次交通の接続強化や、利用者への助成制度の創設、「ノーマイカーデー」を設けることなどで、鉄道の利用機会の造成ができないか新たに検討していくことを確認した。

 また、「住民自らが鉄道を支える意識が必要だ」として、サポーターズクラブや地元商店街との連携の必要性についても話し合われた。

 具体的な検討は今後、実務者会議などで行い、12月の首長会議で最終報告を示したいとしている。