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TPP交渉初参加 過去の情報分析に全力

2013年7月24日 2:45
TPP交渉初参加 過去の情報分析に全力

 23日午後、日本が正式にTPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉に参加した。遅れての交渉参加となった日本は、これまでの交渉の情報分析に全力を挙げている。現地から、宮島弘樹記者が報告する。

 日本は23日に正式に交渉参加となり、早速、知的財産の分野など5分野の作業部会に出席した。

 鶴岡首席交渉官「(各国から)『ぜひ日本と積極的に交渉して、成果をあげていきたい』と、そういう期待の表明がありました」

 しかし、TPP交渉の開始から3年以上経過しているため、初めて見ることができた、これまでの交渉内容が記されたテキストは「莫大(ばくだい)」と表現するほどの量だという。まずは先行国との情報格差を埋めることが重要であるため、日本から100人規模で派遣した交渉官らが英文のまま必死に読み込みを進めている。

 その上で、日本の国益を最大にするための「交渉」にいち早く移ることが求められている。