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22日発足、中国海警局の船が尖閣領海侵入

2013年7月26日 20:39
22日発足、中国海警局の船が尖閣領海侵入

 沖縄の尖閣諸島沖の日本の領海に26日、中国海警局の船4隻が入った。海警局の船が領海に入るのは初めて。

 第11管区海上保安本部によると、26日午前9時半頃、中国海警局に所属する「海警2350」など4隻が尖閣諸島・久場島周辺の領海に侵入した。4隻は3時間ほど領海内を航行したが、現在は領海の外に出て、接続水域内で航行を続けているという。海警局の船が日本の領海に入ったのは初めて。

 中国海警局は、これまで各省庁で縦割りだった海上の執行機関を統合し、22日に正式に発足したばかりで、公安省の指導の下、警察機能を行使することが可能となっている。

 中国政府は今後、尖閣諸島周辺での活動をさらに強めていくものとみられる。