「世田谷ナンバー」に待った! 住民が提訴
車のナンバープレートに地元の地名を表示した、いわゆる「ご当地ナンバー」を巡り、東京・世田谷区の住民が「世田谷ナンバー」の承認差し止めを国に求める訴えを起こした。
「ご当地ナンバー」は、国土交通省が全国の希望する自治体から募集して審査するもので、「金沢」「富士山」など既に19のご当地ナンバーが誕生している。その2回目の募集で、東京・世田谷区が「世田谷ナンバー」の申請を行ったが、これに反対する地元住民らが1日、承認の差し止めを国に求める訴えを東京地裁に起こした。
住民らは提訴した理由について、「申請の前提としている地域住民の意向を十分に調査せず、偏ったアンケートで8割が『賛成』しているとの事実を作り上げた」「現在の品川ナンバーに愛着がある人が多い」などと説明している。