関東地方では１２日、大気の状態が不安定で、局地的に激しい雨が降った。

　気象庁によると、１２日夕方から、関東地方では局地的に雷を伴う激しい雨が降った。東京都が設置した雨量計によると、練馬区の石神井で午後６時半までの１時間で９２ミリの猛烈な雨を観測した。練馬区などでは一部の住宅で浸水の被害があった。

　また、東京電力によると、東京・調布市や狛江市、杉並区などで一時１万３０００軒を超える停電があった。そして小田急線などの私鉄やＪＲも、落雷などの影響で、一時、運転を見合わせるなどした。

　気象庁によるとこの雨は、強い日差しで地表付近の空気が暖められ、午後から積乱雲が発達して大気が不安定になったことが原因だという。