福島第一原発 地下貯水槽浮き上がる

福島第一原発で今年4月に汚染水漏れが発覚した地下貯水槽が、最大約40センチ浮き上がっていることが明らかになった。地面に染み込んだ雨水によって地下水の水位が上昇したことが原因とみられている。
東京電力によると、敷地内にある地下貯水槽のうち2つが、15センチから40センチ程度浮き上がっていることが、今月10日に確認されたという。
貯水槽の脇から水を抜いて調べたところ、放射性物質の濃度に有意な変化はなく、浮き上がったことによる汚染水の漏えいはないとみられている。
東京電力は今後、貯水槽の上に砂利などの重しを置くなどして浮き上がりを防止する方針だという。