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記録的大雨、江津市と邑南町で避難勧告

2013年8月24日 12:08
記録的大雨、江津市と邑南町で避難勧告

 島根県西部では24日未明から記録的な大雨となっていて、江津市では3時間で200ミリの猛烈な雨が降った。

 江津市桜江町では午前4時までの3時間に200ミリという猛烈な雨が降り、その後も雨量は増え続けている。総雨量は江津市桜江町で361ミリ、隣の浜田市でも304ミリ。島根県の雨量計では浜田ダムで459ミリを観測した。

 この大雨で、島根県邑南町では86歳の男性が行方不明という情報があり、警察で確認している。また、住宅の裏山が崩れ、浜田市と江津市で合わせて2棟が倒壊。浸水被害は江津市で数十棟、浜田市で41棟を数える。このため、江津市と邑南町では、全住民合わせて3万7000人を対象に避難勧告を出している。

 また、山陰の大動脈の国道9号は江津と浜田の間で合わせて5か所で寸断するなど、島根県西部では国道と県道の通行止めが数十か所で発生している。高速道路も、浜田道と江津道路のほぼ全線で通行止めとなっている。また、JRは、山陰線は大田~益田で、三江線は全線で運転がストップしている。

 地盤が緩んでいるため、今後、わずかな雨でも土砂災害が起きる恐れがあり、引き続き厳重な警戒が必要。