×

離島に軽消防車を寄贈 宮崎・島浦島などへ

2013年9月20日 23:57
離島に軽消防車を寄贈 宮崎・島浦島などへ

 消防能力がぜい弱な7つの島に対し、小型の消防車が贈られることになり、20日、総務省消防庁で寄贈式が行われた。

 日本損害保険協会が、消防能力が低く、他の地域からの支援も受けにくい島の消防団に対し、軽自動車に小型ポンプをすえ付けた「軽消防車」を毎年数台、贈っているもの。今年は宮城県塩釜市の寒風沢島や宮崎県延岡市の島浦島など、全国の7つの島に贈られることになり、20日午後、目録が損保協会専務理事から全国離島振興協議会の会長に手渡された。

 立ち会った総務省消防庁の大石利雄長官は、「高齢化、過疎化の進む島の消防団を元気づける事業だ。今後も継続をお願いしたい」と挨拶した。損保協会は、20日の7台を含め、この32年間で172台の軽消防車を贈ったという。