レール異常、新たに170か所 JR北海道
JR北海道がレールの異常を知りながら放置していたことが明らかになった問題で、社内規定を超えて補修していなかった放置箇所が新たに170か所近くあることがわかった。
JRによると、レールの異常が確認された97か所の緊急点検の報告書を国交省に提出後、あらためて社内でチェックを行ったところ、曲線部のレール基準について、旧国鉄時代の基準を使わなければならないのを忘れ、誤ってJRの基準をそのまま使っていたという。
このため、旧国鉄時代の基準であらためてチェックしたところ、函館線など新たに約170か所で基準値を超え、レールの異常はこれまでの97か所から約270か所へと大幅に増えた。
JRは、新たに見つかった約170か所の緊急補修作業を24日夜から行っているが、その影響で、これまでに特急列車1本を含む5本が運休した他、25日朝もすでに普通列車6本の運休が決まっている。