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防衛相、通信傍受施設予定地など硫黄島視察

2013年10月6日 21:38
防衛相、通信傍受施設予定地など硫黄島視察

 小野寺防衛相は小笠原諸島の硫黄島を訪れ、防衛省の新たな通信傍受施設の建設予定地などを視察した。

 小野寺防衛相は、太平洋戦争末期に激戦地となった硫黄島の戦没者の慰霊碑に献花したあと、太平洋での活動を活発化させる中国を念頭に、艦船や航空機の通信を傍受するための新たな施設の建設予定地を視察した。

 小野寺防衛相「海底にたくさんの資源があると言われています。しっかり守っていくためにも、情報収集は大変重要だと思っています。情報収集のための通信施設は、必要不可欠なものだと思っています」

 また、戦没者の遺骨収集活動で、防衛省が管理する滑走路の下から、地下壕(ごう)とみられる空洞が新たに見つかったことについて説明を受けた。防衛省は、地中探査レーダーを使った調査を来月までに終わらせ、今後、滑走路を移設するかどうか、関係省庁と協議する予定。