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島に常駐の気象庁職員、警戒情報知らず帰宅

2013年10月20日 12:14
島に常駐の気象庁職員、警戒情報知らず帰宅

 16日に台風による土砂崩れに見舞われた東京・伊豆大島で、島に駐在する気象庁職員に重要な気象情報が伝わっていなかったことが分かった。

 伊豆大島・大島町の町役場内には、気象庁火山課の職員2人が駐在していて、三原山の火山観測などを行っている。通常、気象情報は、気象庁予報部から東京都や町に伝える仕組みになっているが、土砂災害が起きた前日、この職員2人は夕方に既に帰宅しており、その後、発表された土砂災害警戒情報などの重要な情報は伝わっていなかった。

 気象庁は「火山の専門職員にも気象情報を共有することを検討したい」としている。