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日本政府、核兵器不使用の共同声明に初賛同

2013年10月22日 14:45

 核兵器の不使用などを訴える125か国による共同声明が21日、アメリカ・ニューヨークで行われた国連総会第1委員会で発表され、日本政府は今回、初めて声明に賛同した。

 「いかなる状況下においても核兵器が二度と使用されないことが、人類にとって利益となる」-こうした共同声明は過去3度にわたって出されたが、日本政府は「いかなる状況下においても核兵器を使用しない」という言葉が、アメリカのいわゆる「核の傘」に依存する安全保障政策と相いれないとして、賛同を見送ってきた。

 しかし、今回、日本の提案で「核軍縮に向けた全ての手法を支持する」との表現を盛り込むことができたことから、核兵器は段階的に廃棄されるべきという政府の主張にもかなうと判断し、初めて賛同に踏み切ったもの。