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メニューと違う食材…三重県が立ち入り調査

2013年11月4日 15:37
メニューと違う食材…三重県が立ち入り調査

 三重県志摩市の近鉄系列のホテルが、9年前からメニューと違う食材を使っていた問題を受け4日、三重県の担当者がホテルに立ち入り調査に入った。

 4日、三重県が立ち入り調査に入ったのは、近鉄グループの会社が運営する「海辺ホテル・プライムリゾート賢島」。このホテルに入る2つのレストランでは、9年前の4月からメニューに「車海老」と表示していた料理について、実際には、価格の安いブラックタイガーやバナメイエビが使用され、のべ1万2000人ほどの利用者に提供されたとみられている。

 全国で同様の問題が相次いだことを受けて、ホテル側が行った調査で判明したもので、運営会社の安井滋次社長は、申し出た利用者には返金する方針を明らかにしている。

 三重県はこの問題が、景品表示法の「優良誤認表示」にあたるおそれがあるとして、ホテルの関係者に任意で事情を聞いている。