人間の近づけない災害現場で救助や対応を担うことを目指すロボットのコンテストがアメリカ・フロリダで行われ、日本企業が開発したロボットが最高点を獲得した。

　２０日・２１日と行われたコンテストには各国から１６のチームが参加したが、２日間の日程を終え、２位に大差の最高点を獲得したのは日本企業が開発したロボットだった。

　このコンテストは福島第一原発の事故を受け、人間に代わって危険な現場で作業できるロボットを開発しようとアメリカの国防総省が主催したもので、「はしごを登る」「車を運転する」など幅広い動きが必要とされる８つの課題で競われた。

　上位８チームには来年行われる最終選考への出場権が与えられ、各チームには最終選考に向けた研究開発費として１億円が支給されるという。