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ノバルティス社「当局に全面的に協力する」

2014年1月9日 14:34
ノバルティス社「当局に全面的に協力する」

 高血圧治療薬の宣伝をめぐり、厚労省は大手製薬会社「ノバルティスファーマ」を刑事告発した。

 ノバルティス社は、高血圧治療薬「ディオバン」の宣伝に、血圧を下げる本来の効果に加え、「脳卒中などを抑える効果もある」という論文を引用していたが、論文のデータが何者かに改ざんされていたことが分かっている。

 厚生労働省は、ノバルティス社が、データが改ざんされた論文だと知りながら宣伝に使った疑いが強く、これが薬事法が禁じる「誇大広告」にあたるとして、9日、ノバルティス社を東京地検に告発した。当時の広告責任者については「氏名不詳」としている。

 ノバルティス社は「この事態を極めて重く受け止めており、これまでと同様に今後も当局に全面的に協力する」とのコメントを公表した。