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JR北海道に21日にも初の「監督命令」へ

2014年1月17日 15:30
JR北海道に21日にも初の「監督命令」へ

 「JR北海道」がレール幅の検査データを改ざんした問題で、国交省はJR北海道に対し、21日にも、組織の抜本改革を促すため初めての「監督命令」などを出す方針を固めた。

 国交省の特別保安監査では、脱線事故の現場を管理していた大沼保線管理室などでレール幅の検査データを改ざんしたことが確認されている。こうした問題を受けて国交省は、JR北海道に対し、JR会社法に基づく「監督命令」と鉄道事業法に基づく「事業改善命令」を21日にも出す方針を固めた。

 「事業改善命令」は安全面の改善を求めるものだが、「監督命令」は経営全般を指導する権限があり、鉄道事業者に「監督命令」が出されるのは初めてとなる。