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370年前からの「阿月神明祭」最高潮に!

2014年2月12日 14:51
370年前からの「阿月神明祭」最高潮に!

 山口県柳井市で370年前から続く国の重要無形民俗文化財「阿月神明祭」が11日朝から行われた。夜の部ではご神体に火が放たれ、伝統の火祭りにふさわしいクライマックスを迎えた。

 夜の部では、浜辺に立てられたご神体の周りで新撰組などの衣装をまとった地元の人たちが踊りを奉納した。祭りの最大の見どころ「はやし方」では、神明宮の総代が高さ20メートルほどあるご神体に火を放つ。ご神体は「神明」と呼ばれていて、祭りの参加者が地区にある2つの浜辺にそれぞれ1本ずつ立てていたもの。ご神体の飾りには御利益があるとされていて、炎に包まれたご神体が倒されると訪れた人たちは我先にと駆け寄り、お目当ての飾りを取っていった。

 阿月神明祭は370年前の1644年に始まったとされていて、5年前の2009年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。