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戦時中“強制連行”中国で初の訴状受理

2014年3月18日 19:05
戦時中“強制連行”中国で初の訴状受理

 戦時中に強制的に日本へ連行され労働を強いられたとして、中国人の元労働者らが日本企業2社に損害賠償などを求めた訴えについて、北京の裁判所が18日、訴状を受理した。中国で訴えが受理されたのは今回が初めて。

 中国人の元労働者や遺族40人は先月、三菱マテリアルと日本コークス工業を相手取り、損害賠償と謝罪を求める訴えを起こしている。

 原告側の弁護士は18日午後、北京の裁判所が訴状を受理したと明らかにした。中国ではこれまで同様の訴えが2件起こされたものの、いずれも裁判所に受理されず、今回、初めて裁判が開かれる見通し。今後、中国国内では同様の訴えが相次ぐものとみられ、尖閣問題、靖国問題に続き、日中間の新たな火種になる可能性が高まっている。